パンプローナ目指してレッツゴー👊
さてさて四日目に入りやっと歩くのに慣れてきたくらいで足が痛くなってくるもんで膝が痛くてたまらなかったのを今でも鮮明に覚えています😂
今日はパンプローナを目指して歩いて行きます。バモス!!
途中ロンセスバージェスやログローニョと行った町も越えていきます。街並みはとても綺麗で田舎の風景が広がっていて足は痛いですが歩いていてとても癒されます。
毎日朝日が出る前から歩き始めて黙々と歩いていますが歩き始めて最初の方は頭の中で色々なことを考えています。それが5キロ、10キロ、15キロ、20キロと歩いて行くごとに歩くことに集中していき(ただただ疲れて思考が停止しているだけかもしれませんが)無心で歩くようになっていました。ただただ自分と向き合い歩くことに一生懸命になっていきました。
日本にいた頃は毎日何だか考えなくてもいい事ばかり考えていて人の目ばかりを気にして生きていて息苦しさも正直感じていました。このサンティアゴ巡礼に来て初めて来る国、町、そして誰も知らない場所で一人で何から何までやらなくてはいけない状況で初めてちゃんと自分と向き合った気がしました。その中で改めて家族のこともよく考える事ができました。普段一緒に生活していて当たり前になっていたけれど家に帰って温かいご飯が食べられたり、温かいお風呂に入れたり、はたまた帰る家がある事にこれほど感謝したことはなかったです。自分は日本にいた頃社会人として自分でしっかり生きていたと思っていました。でもこうやって異国の地で一人になって自分と向き合ってみると私はまだまだ子供で日本にいた頃は両親に守られて生きていた事に気付かされました!親の有り難さを心の底から感じ歩きながら涙が止まりませんでした。
感謝をすると言う言葉がありますがこの時感謝は内から出てくるものなんだと気づきました。
お父さん、お母さん、そして周りでいつも支えてくれている友達みんなありがとう!
当時28歳だった私は感謝で溢れていました!そして、この文を書いている41歳の私も改めて親に感謝しています。今は住んでる距離が近くなったから会った時は少しあっさりしてるかもしれないけど、心の底から愛してます!両親が産んでくれてこんな素敵な景色を見る事ができて、良い出会いが沢山会ったから今度は自分が子供たちや友人に繋いでいく番だと思っています。
サンティアゴ巡礼は生きて行く上で大切な事に気づかせてくれる道
なんか不思議だけどほんと毎日歩くごとに体はキツイけど心はどんどん軽くなる!軽くなる?温かくなる?そんな感じです😄
出会い
そんなこんなで歩いて歩いてパンプローナの街に近づいた辺りで少し道が分からなくなってしまった所を後ろを歩いていた巡礼中のスペイン人の男性が声をかけてくれました。
スペイン語で何を言っていたのかはハッキリとは分からなかったけれど、おそらく「こっちだよ!着いてきて!」のようなニュアンスを言ってくれていたと思います!
そのまま彼について行くと無事にパンプローナの町に到着する事ができ二人でアルベルゲに向かいました。
言葉が分からないので相手の表情や言っていることを逃さないように真剣に観察して推測しながら会話をしていましたが、流石にそのままでは全く喋れないのでスペイン語の本を日本から持ってきていたので本を見ながら「私は日本から来ました!」「ハポン!ハポン!」などと一生懸命会話をしました。
彼の名前はミゲル!!
彼に名前を聞いてみると「ミゲル!」だと教えてくれました。ミゲルはスペイン人には多い名前らしくバルセロナに住んでいて休みを利用して巡礼に来ているとのことでした。この巡礼で初めてちゃんと腰を据えて話をしたのがミゲルでした。ミゲルはこんなスペイン語も英語もろくに喋れない私の話をちゃんと聞こうとしてくれて紙を使ってスペイン語も教えてくれました。
まだ夜まで時間があったのでパンプローナの町を一緒に散歩して回る事になりました。パンプローナの町は思っているより大きくて素敵な街並みでこの町の中を牛が走り回る事を想像をしたら迫力ありそうだな〜と感じました。🐂
一体いつから誰がやり始めたのやら!笑
そんなパンプローナの牛追い祭りの起源が気になる方はこちらが牛追い祭りの詳細なので見てみて下さい
↓↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/サン・フェルミン祭
広場の真ん中にこんな建物がありました。
同じアルバルゲに泊まっていた他の巡礼者の方々も一緒に散策しました。
パンプローナの町は中々大きくて巡礼が始まってから一番大きな町でテンションが上がりました。なんかスペインの田舎の雰囲気も大好きだし少し大きい街並みも大好きだなぁと感じました😄
この先まだまだ長いですがどんな町があるか楽しみです✨✨
サンティアゴ巡礼の楽しみの一つに色々なスペインの街並みを見て回れるというのも楽しみの一つだと感じました。その州によって建物の様式も少し違ったりしていて毎日めちゃくちゃ疲れるけど町に到着してその町を散策したり、同じアルベルゲの方々とお酒を飲みながら語らうのが至福の時間でした。
アルベルゲでの過ごし方🍳
パンプローナのアルベルゲはかなり大きいアルベルゲだったのでかなりの人数が泊まることができました。このアルベルゲで私とミゲルは同じベット(2段ベットの上下)で泊まる事にしました。そして、このアルベルゲでは沢山の出会いがありました。アルベルゲは色んな国から巡礼をされてる方々が集まって宿泊されているので必然的に色んな国々の方と仲良くなりその方々の国の料理や文化に触れる事ができます。
今日の夕飯はミゲルが作ると言ってくれてスペインのトルティーヤと言うジャガイモとタマネギと卵を使ったスペイン風オムレツを作ってくれました。同じアルベルゲに泊まっている何人かでシェアして食べました。トルティーヤは初めて食べましたがジャガイモも入っているので意外とお腹にたまりとっても美味しくてお腹も満たされました。何よりもこの巡礼が始まってからこんなにワイワイご飯を食べたのは初めてだったのでなんだか嬉しくほっこりした瞬間でした。そして、この日が誕生日だと言うカミラちゃんと言う女性がいてみんなでお祝いもしました。
今まで日本にいたら感じれなかった一期一会と言う言葉の意味を知った瞬間でした。
本当に出会いに感謝です。
一人で巡礼に来ましたが、こうやって新しい出会いがあってみんなで支え合い一人じゃなかったと言う事にも気付かされました。
これがトルティーヤです。
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この日の出会いがこの先の巡礼でも私を支えてくれるものになりました。
ひとまずお腹も心も満たされてこの日はよく眠る事ができました😄
続く